日本のごみは、一年間に自治体で処理するもの(一般廃棄物)が五〇〇〇万トンあります。一人が一日に一・一キログラムのごみを出していることになります。約四〇年前の一九五八年には年間一五〇〇万トン程度であった一般廃棄物の量は、一九九〇年代は五〇〇〇万トンになっています。約三・三倍です。ごみ量の七六・九%が清掃工場で焼却され、埋め立てごみが一〇・三%、リサイクル率は一〇・三%です。焼却したあとの灰も埋め立てますので、埋め立て総量は、全ごみ量の二六%になっています。この数字からわかることは、日本では現在、まだまだ大量の資源が消費され、そのほとんどが焼却されたり、埋められたりしており、リサイクルはまだまだ進んでいないということです。焼却処理は、まちの清潔さを保ち、埋め立て地を長く使うためによい手段だったのですが、資源になるものを次々に焼却して、地球の資源をムダ遣いしてしまうという方法にもなっています。産業廃棄物の量は、一九九六年度で四億五〇〇〇万トン。これらの産業廃棄物のうち、約三八%にあたる約一億五六〇〇万トンが再生利用にまわり、二〇%にあたる約八〇〇〇万トンがごみとして埋められています。残りの四二%、二億二四〇〇万トンは焼却されていることになります。やはり、資源が使い捨てられています。このようにみていくと、産業廃棄物も大量に焼却され、資源が使い捨てられていることがわかります。