安くていい部屋へ引っ越したいあなたのために

2011.08.22

部屋を探していると、「分譲」「リロケーション」「公団」などのキーワードに出くわすでしょう。ひとくちに「部屋(物件)」といっても、種別がちがったり、契約システムがちがったり、契約条件がちがったりなど、さまざまです。また、ひとくちに「部屋を探す」といっても、インターネットや情報誌の活用から、不動産屋めぐり、抽選、自分の足を使ったやり方まで、やはりさまざまです。なかなかいい部屋が見つからないという人は、ちょっと着眼点を変えてみましょう。選択肢の幅が広がれば広がるほど、いい部屋が見つかりやすくなるというものです。分譲タイプはあらゆる面で優れものです。分譲タイプと銘打たれた部屋は主に3つの種類があります。(1)賃貸用に建設され、仕様・グレードが分譲に近いもので、正確には分譲仕様と言えるもの。(2)分譲マンションとして売り出された物件のうち売れ残ったものが賃貸用にまわったもの。近年急増中。(3)分譲マンションを自らの住まいとして購入した人が、大家として賃貸にまわすもの。基本的には築年数の古い物件が中心(何年かは賃貸にすることを禁じている分譲マンションも多いことによる)。ここでは、(2)(3)を念頭において説明しましょう。分譲とはもともと販売用に造られた物件のことで、賃貸用マンションとは異なり、住環境に考慮した仕様で、壁や床が厚くしっかり造られています。つまり、防音性、断熱性、耐震性に優れているわけです。また、使用している畳やフローリングも、賃貸用よりも良質です。さらに、キッチンやエアコンなどの設備面が充実している物件、収納力に優れた物件、天井が高く広々と感じられる物件も、これらに多く見つかります。ちなみに分譲物件は壁の内側からを専有部分としているため、同じ面積でも、壁の一部までを専有面積に入れている賃貸物件よりも若干広くなります。(1)(2)の場合、一般的には賃料も若干高く設定されていますが、(3)の場合、たとえば築20年以上経っている分譲物件であれば、新しい仕様にリフォームが施されていても、賃料は相場と変わりません。見た目は他の賃貸物件と変わらないかもしれませんが、しっかりと修繕が行われていれば、外観もきれいだし、防音性も高いといえます。もともとしっかりと造られていますし、賃貸よりも管理・修繕が行き届いていますから、構造上の古さは気にならないでしょう。そのほか賃貸マンションとのちがいは、周辺住民が賃貸生活者ではなく購入者が多いという点です。物件にもよりますが、総じてコミュニティの質は賃貸よりも高く、騒音などに悩まされる可能性は低いといえます。ちなみに、(3)の分譲の場合はその部屋の持ち主が家主なので、たとえばさらに広いマンションや家を買って引っ越した人、地方に転勤している人など(理由は不動産屋に聞けば教えてもらえます)、大家さんとしての権利・義務などに不案内である場合があります。この場合、部屋の使い方を干渉されたりするなど、トラブルを招くこともありますので、不満な点や不安な事項があれば、不動産屋を介すようにしましょう。探し方としては、賃貸だけでなく、売買の仲介にも力を入れている地元密着系の不動産屋で見つけることができます。

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