よくいわれるとおり、日本ほど安全な国はありません。ニュージーランドやオーストラリアでは、大学といえど、まったく安全というわけではありません。特に、オーストラリアのシドニー大学では、盗難(theft)が多く発生し、私も到着早々、図書館で読んだ本を棚に返しに行ったほんの1〜2分の間に、バッグの中に入れておいた財布を盗まれてしまいました。おろおろしながら図書館員にその旨を話すと、彼女は何も言わずに自分の財布から10ドル札を取り出し、名前も知らない私に渡してくれたのです。彼女の話では、盗難は毎日2〜3件はあるとのこと。周りを見渡すと、一つひとつの机の前に、「盗難に注意」という張り紙がありました。すぐに私は大学の警備室に行き、被害届けを提出。クレジット会社に電話をかけて、カードの使用停止を申告しました。すると、ほっとしたのか急にお腹が空いて、図書館員さんにもらった10ドルで夕食を食べて、トボトボと帰路に向かったのです(もちろん、10ドルは後日彼女に返しました。でも、この10ドルのありがたさは今でも忘れられません。いつか、困っている外国人にこのお返しをしたいと思っています)。
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