「確かな学力」を育成し、生きる力をはぐくむという学習指導要領のねらいのいっそうの実現を図ることが改正の趣旨である。その概要は次の3点である。1.学習指導要領の基準性を踏まえた指導のいっそうの充実 学習指導要領に明示されている共通に指導すべき内容を確実に指導したうえで、子どもの実態を踏まえ、「学習指導要領」に示されていない内容を加えて指導することができるという「基準性」をいっそう明確に示すことで、各学校の判断により、児童・生徒の理解の状況等に応じた指導がいっそう可能となり、個性を生かし、創意工夫あふれる教育の充実を図ることができる。2.総合的な学習の時間のいっそうの充実 その趣旨をいっそう明確化し、各教科等の学習内容との相互の関連や計画的な指導、学年間・学校間・学校段階間の連携を図る。各学年の「目標」・「内容」を含めて「学校としての全体計画」を作成し、指導の在り方等についての自己評価の実施等により、取組内容を不断に検証する。地域の施設や経験豊かな人材など多様な教育資源を活用する。3.個に応じた指導のいっそうの充実 小学校における「学習内容の習熟の程度に応じた指導」及び小・中学校の「補充的な学習」・「発展的な学習」を個に応じた指導の例示として追加することにより、子どもの実態や指導の場面に応じて効果的な指導方法を柔軟かつ多様に導入する。教師は、今日、学習指導要領に示される目標に照らしてその実現の状況をみるという評価が求められるなかで、この一部改正によって、子どもの実態を踏まえ、学校全体として教職員間の共通理解を図り、個々の教師が評価の力量をさらに高めることが重視されるようになった。
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