メッセージが頭の中に取り込まれるのは、偶然というわけではありません。メーカー側は、入念にリサーチされた結果を活用しています。どうやったらそのメッセージが効果的に消費者の頭の中に取り込まれるか、消費者にインタビューをして調査しているのです。こういったフォーカスグループ6)や味見をするテスターの人達のおかけで、メーカー側は、消費者の味覚に一番よく訴えるには、コーラにどれだけの甘味をつけたらいいのか(重量にして約10.5%)をずばり突き止めます。そして次は食品科学者の出番です。その甘味を、果糖をたくさん含んだコーンシロップを使って出すにはどうしたらいいのかを考えます。あるいは植物性油脂や人工着色料、人工香味料を使って、コストをダウンして利益を上げる方法を探ります。そうやって、よりカロリーの高い食品(果たして食品と呼んでいいのやら)を、ヘルシーな体になろう、数キロでも体重を減らして昔の服が着れるようになろう、と努力する私たちに向かって送り出してくるのです。